売れる写真を理解する
ストックフォトには売れる写真のルールがあります。例えば人物写真の場合、「男性よりも女性」、「外国人よりも日本人」の方が日本のユーザーにはニーズが高いです。あらゆる場面で使われそうな汎用性の高い若い女性の写真、誰もがかわいいと思うような赤ちゃんの写真や幸せそうな家族の写真、企業のHPや求人広告などで使われそうなビジネスイメージの写真、高齢化社会に向けたシニア層の写真などは良く売れます。
また、「医療・介護」「飲食」「不動産・住宅」「美容・健康」「旅行・リゾート」など、使用される業界を想定して撮られた写真は、ユーザーにとっても用途が明確で非常に使いやすいです。
良いモデル、ロケーションを選ぶ
モデルは人物撮影において一番大事な要素です。ストックフォトで人気のあるモデルというのは、「かわいい女性モデル」や「清楚で親近感のもてるタイプのモデル」です。逆にファッションモデルのようなスタイルの良いモデルのスタイリッシュな写真は、クールでかっこ良いイメージ訴求としては適していますが、ストックフォトとしてはあまり売れません。
ロケーションもモデルと同様、写真の売れ行きを左右する重要な要素です。自然を背景に写真を撮る時には「木々や芝は緑」であったり、曇りよりは「青空」の方が確実に売れます。室内で撮影する時には、出来る限り余分なものは排除した方が良いです。シンプルな窓辺やソファー、観葉植物というようなシチュエーションが適しています。またコピースペースを考えて撮影するのも技法の1つです。